オープンソースのメディアプレイヤー「Kodi 16.0」が公開

 さまざまなプラットフォームで動作するメディアプレイヤーアプリケーション「Kodi」の開発チームは2月21日、最新版「Kodi 16.0」(開発コード「Jarvis」)を公開した。イベントロギング機能、アドオン関連などが強化されている。

 KodiはC++で作成されたオープンソースのメディアセンターソフトウェア。WindowsやMac OS X、Linux、各種BSDなどに加えて、AndroidやiOSなどのモバイルOSやApple TVなどにも対応する。以前は「XBMC(Xbox Media Center)」という名称だったが2014年に名称を変更、同年末に初めてKodiの名前を冠した「Kodi 14.0」を公開している。ライセンスはGPLv2。

 Kodi 16.0は2015年7月に公開されたKodi 15.0(Isengard)に続く最新版。イベントロギング機能「Event Logger」が新たに導入された。最近のアクションを記録し、問題の解決に役立てることができるという。更新されたアドオンのリストも表示される。

 また、リモコンで長押し機能が導入された。OK/Enterボタンを長押しすることでコンテンツメニューが表示される。将来的には他の機能にも利用できるようにするとのことだ。音楽ライブラリも改善し、自動スキャンにより音楽ファイルの追加が可能になった。

 アドオンマネージャも改善され、アップデートボタンではアドオンで利用できるバージョンを表示するように変更した。また、アドオン単位で自動アップデートの無効化が可能になった。アドオン情報パネルにはアドオンマネージャからアクセスできるほか、アドオンを選択して右クリックするなどしてもアクセスできるようになった。

 プラットフォーム別の変更としては、DirectX 11へのアップグレード、Androidでのサーフェスレンダリングによる4Kサポートの改善などがある。

 KodiはプロジェクトのWebサイトより入手できる。

Kodi
https://kodi.tv/