米Facebook、Hackプログラムの実行環境「HHVM 4.15」公開

　米FacebookのHHVM（HipHop Virtual Machine）開発チームは7月22日、オープンソースで開発されているHack言語向け実行環境「HHVM 4.15.0」を公開した。

　HHVMはFacebookが開発するPHPベースのプログラミング言語であるHack向けのプログラム実行環境。JITコンパイルアプローチを用いることで高速な処理を実現する。

　HHVM 4.15は7月15日公開したバージョン4.14に続く最新版。バージョン4.15のリリースにより、バージョン4.9のサポートは終了した。LTS（長期サポート版）の3.30と4.8、それに通常サポート期間の4.10～4.14のサポートは継続する。

　IDE（投稿開発環境）との統合を強化し、名前空間のある関数のdocblockを表示するようになった。noreturn手法の入力を改善したほか、inoutパラメーターも強化した。

　バグも修正し、一部のLinux環境で、CLI（コマンドラインインターフェイス）サーバークライアントのハングにつながる問題などが修正されている。