次期Ubuntu 19.04を土台としたLinuxディストリビューション「ExTiX 19.3」

 Ubuntuベースのデスクトップ向けディストリビューション「ExTiX」開発チームは3月7日、最新版となる「ExTiX 19.3」を公開した。

 ExTiXはスウェーデン在住のArne Exton氏が中心となって開発するLinuxディストリビューション。「究極のLinux System(The Ultimate Linux System)」として、UbuntuベースのLinuxディストーションを開発、配布している。

 ExTiX 19.3は2018年10月に公開したバージョン18.10に続く最新版。次期版「Ubuntu 19.04 ”Disco Dingo”」の開発ブランチを土台とし、カーネルはLinux 5.0.0(kernel 5.0.0-exton)、デスクトップ環境はXfce Desktop 4.13を採用した。

 Xfce4の代替としてメディアセンター「Kodi 18.2 Leia」もプリインストールした。Netflixアドオンも用意する。Nvidia 418.43プロプライエタリグラフィックドライバーもインストール済みで、ハードウェアを検出すると自動的に有効になる。

 デスクトップ環境は当初GNOMEを採用していたが、速度を優先させるためにXfceに切り替えた。これにより少ないリソースで高速に動くようになったという。USBドライブからの起動もできる。

 ExTiXはプロジェクトのWebサイトより入手できる。

ExTiX
http://www.extix.se/