「GCC 7.3」リリース、CPUの脆弱性「Spectre」への対応も含む

 GNU Compiler Collection(GCC)開発チームは1月25日、「GCC 7.3」を公開した。CPUの脆弱性「Spectre」への対応などが含まれている。

 GNU Compiler Collection(GCC)はGNU Projectが開発するコンパイラ集で、C/C++/Objective-C、Fortran、Java、Ada、Goなどさまざまな言語やライブラリに対応する。

 GCC 7.3は2017年5月に登場したバージョン7系の最新安定版。8月にリリースしたバージョン7.2から、99件以上のバグを修正したという。この中には、年初に大きく報じられたCPUの脆弱性問題「Spectre」に関連するx86およびPowerターゲット向けのセキュリティ修正(CVE 2017-5715)も含まれている。

 また、Spactre脆弱性を緩和するGoogleのRetpolineパッチのバックポートもサポートする。

GCC
http://gcc.gnu.org/