米Microsoft、WPFおよびWinForms、WinUIをオープンソース化

 米Microsoftは12月4日、「Windows Presentation Foundation(WPF)」および「Windows Forms(WinForms)」「Windows UI XAML library(WinUI)」をオープンソースで公開した。「.NET Core」のオープンソース化に続くものとなる。

 WPFは、デスクトップクライアントアプリケーション構築のための.NET Core UIフレームワーク。レンダリングエンジンを土台に、アプリケーションモデル、制御、グラフィクス、レイアウト、データバインディング、セキュリティなどのアプリケーション開発に必要な機能を備える。XMLベースの宣言言語Extensible Application Markup Language(XAML)を使った宣言的なプログラミングモデルをサポートする。

 Windows Forms(WinForms)もWindowsデスクトップアプリケーション構築向けのUIフレームワークで、User32、GDI+といったユーザーインターフェイスライブラリ向けの.NETラッパー。容易に実装、更新できるグラフィックを多用したアプリケーションの開発向けとなる。

 Windows UI XAML library(WinUI)は、Windows UI機能の後方互換性のあるバージョン。UWPコントロール、Fluent Designを使ったインターフェイスを構築できる。Windows 10 UWP XAMLアプリ、Windows 10上で動くXamarin.Formsアプリで利用できるという。

 Microsoftは同日、.NET Coreの最新版で、WPFとWindows Formsを使ったWindowsデスクトップアプリケーション構築をサポートする「.NET Core 3.0 Preview 1」も発表した。

Windows Presentation Foundation(WPF)
https://github.com/dotnet/wpf

Windows Forms
https://github.com/dotnet/winforms

Windows UI XAML library(WinUI)
https://github.com/Microsoft/microsoft-ui-xaml