「Apache HTTP Server v2.4.37」リリース、TLS 1.3をサポート

 Apache Software Foundation(ASF)は10月23日、オープンソースのWebサーバー「Apache HTTP Server v2.4.37」を公開した。

 Apache HTTP Server 2.4.37は、2012年2月に公開されたバージョン2.4系の最新版。セキュリティの強化が行われ安全ではない技術を削除/非推奨としたほか、 mod_sslではOpenSSL 1.1.1およびTLS(Transport Layer Security)1.3のサポートが追加された。サポートするOpenSSLとリンクすることでTLS 1.3を利用できる。なお、TLS 1.3は1.2と比較して振る舞いが異なるため、クライアントや設定の変更が必要になるという。

 HTTP/2関連の問題修正や性能強化も行われた。OpenSSL 1.1.1利用時にHTTP/2が使えないバグも修正した。バージョン2.4.36でのリグレッションとなる、SSLの再ネゴシエーションOptRenegotiateでのSSLの再ネゴシエーション時にクラッシュする問題も修正した。

 速度も強化し、ハンドシェイクに要する時間が短縮され迅速に接続を受け付けられるようになった。

 Apache HTTP Server v2.4.37はプロジェクトのWebサイトより入手できる。

Apache HTTP Server Project
http://httpd.apache.org/