コード検索ツール「Sourcegraph」、オープンソース化される

 ソースコード検索ツールの米Sourcegraphは10月1日、コード検索ツール「Sourcegraph」をオープンソース化することを発表した。ライセンスはApache License 2。

 Sourcegraphはソースコード検索機能を中心とする開発支援ツール。トライグラムインデックスとインメモリストリーミングに組み合わせることで高速に検索を実行できるという。同社のコミュニティ活動Language Server Protocolを利用して、多数の言語で利用できる。また、GitHub、GitLab、Phabricatorなどのホスティングサービスやコードレビューツール向けのブラウザ拡張も用意する(Chrome、Firefox向け)。外部の開発ツールと統合できるSourcegraph Extension APIも用意する。

 オープンソース化後も、同社はサポート付きの商用版「Sourcegraph Enterprise」(旧名称「Data Center」)を提供する。Enterprise版はシングルサインオン、バックアップと復旧、クラスタ実装など、オープンソース版にはない機能が含まれている。

 オープンソースにすることで、より多くの開発者に使ってもらい開発者エコシステムを大きくすると狙いを説明している。これにより、基本的なコードインテリジェンスが言語、エディタ、コードホスティングなどに広がること、コードレビューを継続的かつ高度化すること、オープンソースコードの品質改善などに寄与できるとしている。

 SourcegraphはプロジェクトのWebサイトより入手できる。また、GitHub上でリポジトリも公開されている。

Sourcegraph
https://sourcegraph.com/

SourcegraphのGitHubリポジトリ
https://github.com/sourcegraph/sourcegraph