Debianのソースコードをブラウズできる「Debsources」が公開

 Debian Projectは12月6日、DebianのソースコードをブラウズできるWebアプリケーション「Debsources」を発表した。全てのDebianリリースのソースコードを検索できるサービスとなる。

 DebsourcesはDebianディストリビューションとともに出荷した全てのパッケージのソースコードをブラウジングできるサービス。公式のDebianインフラ上でホスティングする。

 Debianソースパッケージのコンテンツを、HTMLまたJSON APIを使ってWeb上にエクスポーズする。これにあたって、アップデーターが定期的に巡回して新しいパッケージを調べてインデックスするという。現在は一日4回巡回しているとのこと。プラグインも利用しており、コードの行数を数えたり、パッケージの容量を調べるという。

 これに加え、Debpatches Servicesとして3.0quiltパッケージフォーマットを使っているパッケージに対しては、パッチのリストもメタデータとともに抽出するサービスもある。また、機械が読むことができる場合、著作権ファイルも表示するDebCopyright Servicesも備える。

 Debsourcesのホーム画面では、接頭辞(数字またはアルファベット)別でのブラウジング、パッケージ名またはソースコードによる検索が可能となっている。開発者らはこれを利用してソースパッケージをブラウジングしたり、特定のパッケージを探すことができる。

Debian Sources(Debsources)
https://sources.debian.org/