RHEL 7.5ベースの「CentOS-7(1804)」リリース

 CentOS Projectは5月10日、CentOS 7系の最新版となる「CentOS-7(1804)」を公開した。「Red Hat Enterprise Linux 7.5」をベースとしたクローンとなる。

 CentOSは公開されているRed Hat Enterprise Linux(RHEL)のソースコードをベースに、商標などを取り除いて自由な再配布を可能にしたもの。RHELとの完全な互換性を目指している。今回リリースされたCentOS-7(1804)は、米Red Hatが4月に公開したRHEL 7.5をベースとする。なお、CentOSはRed Hatの支援を受けている。

 RHEL 7.5は、OpenSCAPとRed Hat Ansible Automationとの統合、ディスクの省スペース化「Virtual Data Optimizer(VDO)」などの機能が加わっており、これらを利用できる。RHEL 7.5ではPython 2が非推奨に、古い暗号化実装アルゴリズム、暗号化プロトコルが削除されるなどの変更も加わっており、バグも多数修正されている。

 バージョン1503以来、CentOS-7ではバグを直接bugs.centos.orgにリポートできるようになった。

 CentOS-7はx86_64をサポート、プロジェクトのWebサイトより入手できる。

CentOS Project
https://www.centos.org/