Linuxディストリビューション「NuTyX 10.0」リリース

 GNU/Linuxディストリビューションの「NuTyX」開発チームは1月17日、最新安定版「NuTyX 10.0」公開を発表した。

 NuTyXは特定の機能セットを提供するパッケージを集めた「collections」や特定の使用向けのパッケージセット「groups」といったコンセプトを持つLinuxディストリビューション。システム上のソフトウェアを管理するユーティリティセットとして「Create, Add, Remove and Download System」(Cards)パッケージを持ち、コンパイルの依存性管理などができる。Linuxシステムの仕組みを学んだり、スキル開発をしたいユーザー向けとしている。

 提供されるISOイメージの種類が増えたほか、インストーラーの言語も増やした(まだ日本語は未対応)。また、グラフィカルなパッケージャーインストーラー「flcards」を導入、パッケージの検索、インストール、削除をコマンドラインを使わずに行えるようになった。flcardsはlxde、lxqt、mate、kde5、xfce4に直接インストールできる。

 これに加えてCollectionsも新たに18種類が増えた。xorgメタパッケージを削除し、全パッケージがそれぞれ独立したパッケージとなった。

 NuTyX 10.0はプロジェクトのWebサイトより入手できる。

NuTyX
https://www.nutyx.org/