ファイアウォールディストリビューション「IPFire 2.19 Core Update 117」が公開
オープンソースのファイアウォールディストリビューション「IPFire」開発チームは1月4日、最新版「IPFire 2.19 Core Update 117」を発表した。プロジェクトのWebサイトより入手できる。
IPFireはオープンソースのファイアウォールディストリビューションで、ネットワークからの攻撃からの防御機能、容易なオペレーション、性能などを特徴とする。
IPFire 2.19 Core Update 117は、2017年11月に公開された「IPFire 2.19 Core Update 116」に続く最新版。OpenSSLは2017年12月に公開されたOpenSSL 1.0.2nにアップデートした。
IPsecでは、アイドル状態のIPsec VPNトンネルが閉鎖された時に、非アクティブセッションの許容時間を設定できるようになった。サブグループを持つMODPグリープのサポートが削除され、圧縮は効率性の問題からデフォルトで無効になった。IPsecベースのVPNソリューションstrongswanはバージョン5.6.1にアップデートされている。
また、OpenVPNのRoadwarrior ClientsをIPsec VPNネットワークにルーティングできるようになった。これにより、ハブ/スポークのデザインの設定が容易になるとしている。
ビルドツールチェーンも強化し、アドオンではSamba、mc、nanoなどが最新版に対応した。
IPFire
https://www.ipfire.org/