アクセス解析ツール「Piwik Mobile」、「Matomo Mobile」に名称を変更してから初のリリース

 Matomo Core Teamは1月12日、オープンソースのアクセス解析ツール「Matomo」(旧名称「Piwik」)のモバイルクライアント「Matomo Mobile 2.4.0」を公開した。

 Matomoは以前は「Piwik」という名称でリリースされていたアクセス解析ツール。1月9日にMatomoへの名称変更が行われた。Piwikのオリジナル開発者Matthieu Aubry氏は、「プロジェクト開始から10年が経過し、ブランドをリフレッシュしてビジョンを明確にするタイミングだと判断した」と説明している。「Matomo」は日本語の「まとも」から来ており、Piwikが重視する「透明性」を表現しているという。なお、名称以外には変更はないとのこと。

 Matomo Mobileはそれまで「Piwik Mobile」と言われていたもので、MatomoのリアルタイムWeb解析データにモバイルからアクセスできるアプリ。50以上の言語に対応し、Webサイト管理者は自分のサイトへの訪問者について使用した検索エンジンやキーワード、言語など詳細なレポートを得られる。アプリはInnoCraftの支援を受けており、GPLv3でコードを公開している。

 Matomo Mobile 2.4.0は、新しい名称で公開する初のバージョンとなる。ベースとするフレームワークを更新、性能と互換性が改善されているという。また、ビジターログ関連機能を強化し、収集できる行動が増えた。そのほか、Matomoやその他のWebサイトへのリンクが、ブラウザアプリ内で開くようになった。

 Mateo MobileはGoogle PlayまたはApp Storeから入手できる。Android 6(Marshmallow)以上、iOS 10.3以上の端末で利用できる。

Matomo
https://matomo.org/