Webアクセス解析プラットフォーム「Piwik 2.1」がリリース
3月3日、オープンソースのWebアクセス解析ツール「Piwik 2.1」を発表した。性能や信頼性の改善が行われたほか、デバイス検出機能も強化されている。
PiwikはPHPで実装されたWebアクセス解析ツール。Google Analyticsの代替となるプロダクトを目指しており、Webサイトの訪問者に関するさまざまな情報を取得できる。ライセンスはGPLv3。
Piwik 2.1は2013年12月に公開されたバージョン2.0に続くリリース。本バージョンではアーカイブプロセスの性能が改善しており、メモリ利用量について80%以上の改善が見込める場合もあるという。自動アーカイブを実行するためのcronスクリプトも改良され、Curlを使ってHTTPリクエストを発行してアーカイブを実行するのではなく、非同期アーカイブを実行するプロセスを作成するよう変更された。これによりアーカイブプロセスの信頼性と性能を強化するという。また、デフォルトのSQLデータベースタイプがMyIsamからInnoDBに変更された。これにより信頼性が向上するという。
バージョン1.12で導入されたデバイス検出機能も強化され、検出できるスマートフォンやタブレットなどのデバイスのブランドや機種数が増えた。デバイス検出機能は、「設定」からDevices Detectionプラグインをアクティベートして利用できる。
そのほか、電子メールレポートのフォーマットとしてHTMLやPDFに加え、CSVファイルを選択できるようになった。マーケットプレイスの新しいプラグインとして、Webサーバーが提供するHTTP認証サービスを利用できるプラグインが加わった。
PiwikはプロジェクトのWebサイトより入手できる。
Piwik
http://piwik.org/