クロスドメイン追跡が加わった「Piwik 3.0.2」が公開

 オープンソースのWebアクセス解析ツール「Piwik」開発チームは3月1日、最新版となる「Piwik 3.0.2」を公開した。2つのサイトで同一のユーザーを識別して追跡できるクロスドメイン追跡などの新機能が加わっている。

 Piwik 3.0.2は、2016年12月に公開した「Piwik 3.0」の最新安定版。3.0のバグ修正に加えて、新機能も加わっている。

 2つの異なるドメイン上で同一訪問者を追跡できるというクロスドメイン・リンク機能を導入した。Webドメインのクッキーに値を保存するビジターIDを利用するもので、異なるドメイン間でビジターIDを共有することで同一訪問者の追跡を可能にする。また、ECサイトでは、ビジタープロファイルでLife Time Revenue、購入時間、これまでのECの発注数を表示できるようになった。

 ユーザーインターフェイスでは新しいショートカット(セレクタの「s」、カレンダーの「d」、サイトセレクターの「w」)が加わり、検出できるデバイスも増えたという。

 このほか外観も強化し、HTMLメールレポートやカスタマイズされたアラートメールの見栄えを改善した。また、タグクラウドなどの要素もデザインを改善し、ブラウザからPiwikのレポートを印刷できるようになった。

Piwik
https://piwik.org/