米Microsoft、Open Source Initiative(OSI)にプレミアムスポンサーとして参加

 The Open Source Initiative(OSI)は9月26日(米国時間)、米Microsoftがプレミアムスポンサーとして参加することを発表した。2016年秋のLinux Foundation加入に続くもので、同社におけるオープンソースの重要性を示すものとなった。

 OSIは1998年にEric Raymond氏、Bruce Perens氏が立ち上げた非営利団体。オープンソースライセンスの承認といった活動を通じてオープンソースプロジェクトの保護と推進を行っている。すでにFacebook、Google、IBMなどプレミアムスポンサーとなっており、Microsoftはこれに加わることになる。

 Microsoftのオープンソースプログラムオフィス担当ディレクター、Jeff McAffer氏は、「Microsoftによるオープンソースコミュニティへの関与が広く深くなっている」とOSIの参加の理由を説明している。

 両者の関係は2005年にMicrosoftがMicrosoft Community LicenseをOSIに提出した時にさかのぼるという。同社は2007年にもMicrosoft Permissive Licenseを提出している。

 Microsoftにおけるオープンソースの受け入れはこのところ顕著になっており、2014年に発表した「.NET」のオープンソース化、2012年にスタートしたJavaScriptのスーパーセット「Typescript」など多数のソフトウェアをオープンソースとして公開している。

 OSIでボードディレクター兼ゼネラルマネージャーを務めるPatrick Masson氏は、「OSIとオープンソースソフトウェア動向にとって重要な里程塚だ」と評価している。 

The Open Source Initiative(OSI)
https://opensource.org/