「Git 2.14」リリース、細かな変更が多数加えられる

 Git開発チームは8月4日、分散バージョン管理システムの最新版「Git 2.14」公開を発表した。

 Git 2.14は、5月に公開されたGit 2.13に続く最新版。66人が開発に貢献したとしている。

 本バージョンでは、diff出力の際のhunk境界の選択を改良する実験が終了し、「indent heuristics」がデフォルトの設定となった。また、使用するPerl Compatible Regular Expressions(PCRE)ライブラリがバージョン1から2となった。現在バージョン1のメンテナンスが行われていないため。既存のビルドスクリプトをバージョン2に対応させるには、「USE_LIBPCRE=YesPlease」パラメータを「USE_LIBPCRE2=YesPlease」に置き換える必要がある。

 また、単一のプロセスにおける複数のリポジトリでの作業を容易にする目的で、「repository」オブジェクトが加わった。ハッシュマップAPIも新しくなった。

このほか、性能関連でも細かな機能が加わっている。

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