プログラミング言語人気ランキング「TIOBE Index」でGoが初めてトップ10入り

 プログラミング言語の人気をランキングした「TIOBE Index」が7月のランキングを発表した。Googleの「Go」が過去最高のスコアを記録し、初めてトップ10にランクインした。

 TIOBE Indexは、オランダのTIOBEがGoogleやYahoo!、Baiduなどの検索エンジンやWikipedia、YouTubeなどといったネット上の情報からプログラミングの人気や関心の高さを計算したランキングサービス。月に一度発表される。あくまで人気ランキングであって、プログラミング言語の品質などとは関係ない。

 7月の最大の変化は、GoogleのGo言語がトップ10入りしたことだ。GoはGoogleがオープンソースプロジェクトとして開発を開始した2010年からランキングに入った比較的新しい言語で、開始直後に1.778%を記録した後、1%を切るスコアが続いていた。2016年8月に1.27%に急上昇、その後スコアは微増・減を繰り返し今回最高を記録した。順位としては、2017年6月の15位から5ランクアップとなる。なお、GoはTIOBEの「Language of the Year(今年のプログラミング言語)」賞を2009年、2016年と受賞しており、最下位は2015年5月の122位。

 TIOBEでは、「Goが今後プログラミング言語の世界の大手になり、JavaScriptやPythonなどをしのぐことができるのかに注目だ」としている。

 7月のトップ3はJava、C、C++で、それぞれ13.774%、7.321%、5.576%を獲得した。4位はPython、5位はC#、6位はPHP。1位から6位まで、2016年7月から順位は変わっていないが、1位のJavaが前年比6.03%マイナスとなるなど、比率は下がっている。前回(2017年6月)と比較すると、トップ5の順位は変わらず、6位がVisual Basic .NETからPHPに交代した。

 7位はVisual Basic .NET、8位はJavaScript、9位はDelphi/Object Pascal。「Visual Basic .NET」は前年から0.53%増加し3.05%に、Delphi/Object Pascalも前年比増となったがJavaScriptはマイナス0.04%と減少している。

 Goがトップ10に入ったことでPerlはトップ10から落ち、11位となった。

TIOBE
https://www.tiobe.com/