2010年急成長したプログラミング言語はPython、オランダTIOBE調べ

 オランダTIOBE Softwareは2011年1月度のプログラミング言語人気ランキング「TIOBE Programming Community Index」を発表した。Javaが首位を堅守したが、2010年通年で最も利用が増えたのはPythonとなった。

 TIOBE Indexは開発者数、コース数、サードパーティベンダー数から人気度を割り出した月間ランキング。対象となる言語は「Wikipediaのエントリを持ちプログラミング言語と明記されているもの」「チューリング完全である」の2つを満たす言語となる(ColdFusion、Ruby on Rails、Cocoa、AJAXなどは含まれない)。ランキングの作成にはGoogleやYahooといった検索エンジンやYouTubeなどから集計したデータを用いている。

 2011年1月度のトップ3は、首位がJava(17.773%)、2位はC(15.822%)、3位はC++(8.783%)。JavaとCは2010年1月と同じ順位だが、C++は4位のPHP(7.835%)を押さえ、トップ3入りした。

 また、急成長した言語としてはPythonが挙げられる。2010年から1.81%増加し、順位も5位から7位にランクアップした。これは、iPhone/iPad効果で人気を上げてきたObjective-C(8位、前年12位からアップ)の1.63%を上回る増加となった。なお、TIOBEによるとObjective-Cは2009年半ばから急上昇してきたが、ここ数カ月は下降線をたどっているという。

 このほかトップ10にはC#(6位、前年変わらず)、Visual Basic(7位、前年5位からダウン)、Perl(9位、前年8位からアップ)、Ruby(10位、前年変わらず)がランクインしている。

オランダTIOBE Software
http://www.tiobe.com/