米Red Hat、「Ansible Galaxy」をオープンソースに
米Red Hatは10月11日、オープンソースの構成管理ツール「Ansible」向けのリポジトリサービス「Ansible Galaxy」のソースコードをオープンソースで公開することを発表した。これを利用することで、容易にプライベートなAnsible設定ファイルリポジトリを運用できるようになる。
AnsibleはRed Hatが2015年に買収し傘下に収めた、同名のオープンソースの構成管理ツールを開発するプロジェクト。2016年1月にはAnsible バージョン2が発表されている。Red Hatによると、2200人以上の貢献者がおり、大企業における利用も進んでいるという。
Ansibleは「Playbook」と呼ばれる設定内容を記述したファイルを使ってサーバーの設定を変更したり、ソフトウェアのインストールなどを行えるのが特徴。管理対象のサーバーにSSHで接続してコマンドを実行し設定を行うため、すぐに利用できる手軽さから企業や組織での利用が広まりつつる。
Ansible GalaxyはAnsibleのPlaybookなどを公開・共有できるサービス。以前から無料で利用できたが、今回Ansible Galaxy自体のコードもオープンソースで公開される。これにより、企業はプライベートなGalaxyサーバーを社内に立ち上げて利用できるようになる。
Ansible GalaxyのコードはGitHubのページより入手できる。ライセンスはApache License 2。
Ansible Galaxy
https://galaxy.ansible.com