「Node.js 7.8」がリリース、バージョン7系のマイナーアップデート版

 Node.js開発チームは3月28日、サーバーサイドのJavaScript環境最新版「Node.js 7.8.0」を公開した。

 Node.jsはJavaScriptエンジンとしてGoogle Chromeなどで使われている「V8」を採用するサーバーサイドJavaScript環境。非同期型のイベント駆動モデルを持ち、高いスループットを実現できる。元々は米Joyentのプロジェクトだったが、その後開発チームは非営利団体Node.js Foundationとなり、2016年よりLinux Foundationのプロジェクト(名称は「JS Foundation」)として運営されている。ライセンスはMIT Lincese。

 2016年10月に公開したNode.js 7系の最新版で、1月初めに公開された7.4に続くものとなる。Node.js開発チームは平行して6系を長期サポート版(LTS)として提供しており、Node.js 6.10.1がその最新版となっている。

 bufferモジュールで確保されているメモリ範囲外へのアクセスを行った際でもセグメンテーションフォールトを発生しないよう修正が加わったほか、cryptoモジュールでは証明書が失効した時のメモリリークが修正された。

 このほか、npmがバージョン4.2.0に更新され、V8のバグも修正した。

Node.js
http://nodejs.org/