ReactベースのJavaScriptアプリケーションフレームワーク「Next.js 2.0」リリース

 Zeitは3月27日、Reactベースの軽量なJavaScriptアプリケーションフレームワーク「Next.js 2.0」をリリースした。

 Next.jsはサーバーサイドでのレンダリング機能などを提供するJavaScriptアプリケーション向けフレームワーク。ReactおよびWebpack、Babelをベースに構築されており、設定なしにビルドを開始できる。ファイルシステムをAPIとして利用し、Reactコンポーネントをpagesディレクトリに置いてコマンドを実行することで自動的にコード分割、ルーティング、ホットコード再読み込み、サーバーサイドとクライアントサイドを統合したレンダリングといった作業を行えるという。

 Next.js 2.0ではルーティング設定機能が強化され、ルーティングやレンダリングパイプラインの管理などがより容易に行えるようになった。また、Next.jsのコードベースがクリーンかつプラガブルになったことで、ReactをNext.jsから独立してアップデートできるようになったという。

 独自のCSSコンポーネントである「next/css」が非推奨となり、CSSをフルでサポートするBabelの変換ツールsytled-jsxを利用するようになった。また、<Link>コンポーネントではprefetch属性が実装されている。

Next.js
https://github.com/zeit/next.js