PivotalとGoogle、Kubenetes向けのリリースエンジニアツール「Kubo」を発表

 Pivotal Softwareは3月10日、Kubernetesクラスタのインスタンス化、実装、管理を行うツール「Project Kubo」を発表した。Googleと共同開発したもので、Pivotalのインフラ管理ソフトウェアをKubernetesに対応させたものとなる。

 KuboはPivotalが開発する、大規模な分散システムのプロビジョニングと管理のためのオープンソースソフトウェア「BOSH」を土台とする。BOSHはPivotalのCloud Foundryで利用されており、Pivotalの顧客が一貫性のある環境を構築するのを支援してきたという。KuboはBOSHをコンテナオーケストレーション技術Kubernetesに応用したもの。

 Kuboを利用して複数のマスター/ワーカー、etcdノードクラスタをもつ高可用性のKubernetes環境を構築し管理できる。開発者はコマンドラインインターフェイスを利用してcf create-service kubernetesと入力するだけで専用のクラスタを得られるという。環境の修復やアップグレードも可能で、OpenStackやvSphere(オンプレミス)、パブリッククラウドなどPivotal Cloud Foundryがインストールされていればどこでも動くという。

 Kuboは現在アルファ段階であり、今後Cloud Foundryサービスブローカーを利用して専用のクラスタをプロビジョニングする機能などを追加するとしている。

Kudo
https://pivotal.io/kubo