Google、Pythonコードからコマンドラインインターフェイスを自動生成するツール「Python Fire」を発表
Googleは3月3日、「Python Fire」を発表した。Pythonコードからコマンドラインインターフェイス(CLI)を自動生成するもので、Pythonコードの開発やデバッグに有用だという。
Python Fireは、クラスやディクショナリ、モジュールといった任意のPythonオブジェクトからコマンドラインインターフェイス(CLI)を自動生成するライブラリ。Google内部でも利用しており、Python Fireを使ってPython Imaging Library(PLI)のイメージマニピュレーションツールを構築したという。また、Python Fireで実験管理ツールを構築し、PythonとBashと同等に実験を管理しているとのこと。
CLIインスペクションを使っており、PythonプログラムでFireの関数を呼び出すとプログラムに対応するCLIを自動生成する。引数の設定などの作業は一切不要としている。CLIはタブ補完機能やドキュメンテーションの表示機能も備えており、コードの変更に合わせて最新の状態に保たれるという。シェルスクリプトとPythonの連携にも活用できるほか、インタラクティブモードも備え、PythonのREPL環境での利用も容易になるという。
ライセンスはApache License 2を採用。Pythonのパッケージ管理ツールであるpip経由でのインストールも可能となっている。
Python Fire
https://github.com/google/python-fire