「WordPress 4.6」リリース、編集機能の強化やアップデートの簡素化などが行われる
オープンソースのブログプラットフォームWordPress開発チームは8月16日、最新版となる「WordPress 4.6」(コードネーム「Pepper」)を公開した。
WordPressはブログやWebサイトなどを構築できるコンテンツ管理システム(CMS)。PHPで実装されている。ライセンスはGPLv2。
WordPress 4.6は、4月に公開されたWordPress 4.5に続く最新版。「Pepper」はジャズのバリトンサックス奏者Park Frederick “Pepper” Adams IIIにちなむ。アップデート機能を強化し、管理ページからページ遷移無しでプラグインやテーマのアップデート、インストール、削除ができるようになった。また、ネイティブフォントに対応、デバイス既存のフォントを活用できるようになった。
エディタも強化し、リンクを自動確認するインラインリンクチェッカー、入力と同時にブラウザに保存することで保存したコンテンツを簡単に復旧できるコンテンツリカバリーなどの機能が加わった。
API関連では新たにメタキーの状態を変更するregister_meta()メソッドが拡張されたほか、HTTP APIではRequestsライブラリを利用できるようになった。HTTP標準対応を強化し、大文字・小文字を区別しないヘッダ、並行HTTPリクエスト、国際化ドメイン名のサポートが加わる。
JavaScriptライブラリでは、Masonry 3.3.2、imagesLoaded 3.2.0、MediaElement.js 2.22.0、TinyMCE 4.4.1、Backbone.js 1.3.3など最新版をバンドルした。このほか、多数の細かな強化とバグの修正が加わっている。
WordPress 4.6はプロジェクトのWebサイトより入手できる。
WordPress
https://www.wordpress.org/