ビジュアルエディタ、テーマブラウザーを強化した「WordPress 3.9」が登場
WordPress開発チームは4月16日、オープンソースのブログソフトウェア「WordPress 3.9」(開発コード「Smith」)をリリースした。
2013年12月に公開した「Parker」ことバージョン3.8に続く最新版となる。開発コードのSmithは、ジャズ・オルガン音楽家のJimmy Smith氏にちなんで名付けられた。
ビジュアルエディタを強化し、速度やモバイルのサポートを改善した。「Microsoft Word」などのワープロアプリから直接コピー&ペーストを行えるようになったほか、画像のアップロードも容易になり、デスクトップ上にあるファイルをエディタにドラッグ&ドロップしてアップロードできるようになった。画像の「切り抜きと回転ツール」もより容易にアクセスできるようになり、記事を編集しながらエディタ内で直接画像を拡大・縮小して適切なサイズに調整する、といった操作が容易になった。
また、エディタ内で画像グリッドを表示するギャラリープレビューが新たに追加された。音声や映像関連の機能も強化されており、画像向けのギャラリー機能にオーディオおよび動画のプレイリストが追加された。これを利用してブログ上で音楽や動画クリップを公開できるという。テーマを集めたテーマブラウザも一新され、テーマの検索や管理が容易に行えるようになった。
自分のサイトのウィジェットをテーマカスタマイザーで編集したり再調整し、リアルタイムで変更を確認できるライブプレビューも導入された。ヘッダーイメージツールも改善され、テーマのカスタマイズ中にヘッダーのアップロード、切り抜き、管理などが可能になっているという。
WordPress 3.9はプロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。既存ユーザーはWordPressのダッシュボードからのアップデートも可能。
WordPress
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