「Apache HBase 1.2.2」リリース
Apache HBase開発チームは7月18日、オープンソースの分散型非リレーショナルデータベース「Apache HBase 1.2.2」を公開した。最新の安定版となる。
Apache HBaseはJavaで実装された分散型のApache Hadoopデータベース。Googleの分散データベースシステム「BigTable」をモデルとし、HadoopとHDFS上にBigTableのような機能を提供する。バージョン管理、非リレーショナルなどの特徴を持ち、広く使われているハードウェアを使って数十億行・数百万列で構成される大規模なテーブルの作成や低遅延でのアクセスを実現する。
HBase 1.2.2は、2月に公開した1.2系のメンテナンスリリースとなる。1.2.1から合計で74の問題を解決した。この中には、Increment TimeRangeがシリアル化されない問題、HTableでhbase.rpc.timeoutを設定できない問題などを修正した。
性能に関連した改善や、DNS解決が利用できない場合にホスト名をキャッシュする代わりに、接続設定でUnknownHostExceptionを返すようになるなどの改善も加わっている。
HBase 1.2.2はプロジェクトのWebサイトより入手できる。
Apache HBase
https://hbase.apache.org/