データ視覚化などに向けたJavaScriptライブラリ「D3.js 4.1」が公開
データ視覚化のためのJavaScriptライブラリ「D3.js」の開発チームが最新安定版「D3.js 4.1」を公開した。モジュラー化を実現した4.0系の最初のポイントリリースとなる。
D3.jsはデータに基づいてドキュメントを操作するというコンセプトを持つJavaScriptライブラリ。D3は「Data Driven Document」の略。プロプライエタリのフレームワークを利用することなく、HTML、SVG、CSSを使ってデータをDOMと結びつけて操作できる。
D3.jsは6月末にリリースされた4系の最新版となる。4.0ではモジュラー化を実現、各ライブラリは独自のリポジトリとリリースサイクルを持ち、独立して利用できる。モジュラーアプローチを取ることで、カスタムバンドルとプラグインのプロセスを改善できるとしている。約30のマイクロライブラリを集めたデフォルトのバンドルを用意、プラグインもオプション提供する。また、デフォルトのUMDバンドルが匿名モジュールとなった。
4.1ではこれに加えてd3.interpolateを改善し、2つの日付の間のinterpolatorを返すd3.interpolateDateも加わった。地図投影の実装に利用されるRaw Projectionsのエクスポートが可能になった。
D3.js 4.1はプロジェクトのWebサイトより入手できる。
D3.js
https://d3js.org/