Ruby向けの並列Webサーバー「Puma 3.1」リリース
Ruby向けのWebサーバー「Puma」開発チームは3月5日、最新版となる「Puma 3.1.0」を公開した。プラグイン対応を実現した3系の最新安定版となり、バグの修正が中心となる。
PumaはRuby向けのWebサーバーで、速度と並列性を特徴とする。RubyのWebサーバーインターフェイスであるRackを動かすために設計されており、Rubyアプリケーション向けにHTTP/1.1サーバーを提供する。Ragelコンパイラの利用により高速性を実現、Rainbows!、UnicornといったほかのRuby向けWebサーバーと比較するとメモリ使用が少なく、1秒間に処理できるリクエスト数も2~3倍多いという。ライセンスは3条項BSDライセンス。
Puma 3.1.0は2月に公開された3系の最新安定版となる。3.0ではプラグインのサポートを実現し、tmp/restart.txtが更新された際にサーバーを再起動する「tmp_restart」やHeroku上でPumaを利用するためのデフォルト設定パッケージを提供する「heroku」という2つのプラグインが用意されたほか、env[‘async.callback’]の実験的サポートが行われた。
バージョン3.1.0では設定ファイルに「import」ディレクティブが追加された。これに加え、jrubyのdaemon化に関連したものなど5件のバグを修正した。
Puma 3.1はプロジェクトのWebサイトより入手できる。なお、Pumaは3.0よりRuby pre-2.0のサポートがなくなっている。
Puma
http://puma.io/