米Facebook、モバイル開発バックエンドサービス「Parse」のSDKをオープンソースで公開

 米Facebookは8月13日、モバイルアプリ開発のバックエンドサービス「Parse」のSDKをオープンソースで公開することを発表した。iOSおよびAndroid、Mac OS X向けの各SDKを入手できる。

 ParseはFacebookが2013年4月に買収したモバイルアプリ開発のバックエンドサービス。サーバーの拡張、プッシュ通知などよく利用されるバックエンド機能をサービスとして提供するもので、開発者は開発の負担を軽減できるという。

 Parse SDKのオープンソースでの公開は、React、HHVMなどFacebookにおけるオープンソースの取り組みに沿うものとなる。コード公開によりコミュニティから学び、モバイル開発の課題の解決に向かってコラボレーションしていきたい、と意向を語っている。

 Parse SDKは「容易に理解し利用できるAPI」、「既存の機能を損なうことなく新しい機能を継続して提供できる構造」、「promisesを用いた非同期オペレーション」、「並列処理と並行処理を簡素化する同社のモバイル開発向けBolts Frameworkとその一部であるTasks」などが特徴だという。疎結合アーキテクチャモデルを採用することで高い性能と安定性を目指しているという。Boltsはすでにオープンソースとして公開されている。

Parse SDK
https://github.com/ParsePlatform