C/C++コードを別の言語から利用するためのインターフェイス生成ツール「SWIG-3.0.7」リリース
SWIG(Simplified Wrapper and Interface Generator)開発チームは8月3日、最新版「SWIG-3.0.7」をリリースした。バグ修正とセキュリティ問題に対応したマイナーリリースで、プロジェクトのWebサイトより入手できる。
SWIG(Simplified Wrapper and Interface Generator)はC/C++で作成されたプログラムを別のプログラム言語から利用するためのツール。JavaScriptやPerl、PHP、Python、Tcl、Rubyなどのスクリプト言語やC#、Go、Java、LISP言語などに対応する。C/C++インターフェイスをパーシングし、ターゲット言語とC/C++コードとの橋渡しを可能にする「グルーコード」を生成するのに使われることが多いという。対応OSはWindows、Mac OS X、Linux、各種BSD、Solarisなどで、ライセンスはGPLv3。
2014年3月にリリースしたSWIG-3.0.0の最新安定版となる。SWIG-3.0.0ではC++11のサポートを始め、ネストしたクラスやGo 1.3に対応し、Python 3.3のサポートも完成させた。
6回目のポイントリリースとなる3.0.7では、5月にリリースされたGNU Octave 4.0.0をサポートした。Androidの安全対策として、生成されたJavaクラスにおけるエクスプロイトを削除した。このほか、細かなバグ修正により安定性も強化した。