コンテナ開発機能を強化した「Red Hat Software Collections 2」がGAに
米Red Hatは6月4日(米国時間)、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)の追加ソフトウェアパッケージスイートの最新版となる「Red Hat Software Collections 2」の一般提供(GA)版を発表した。RHEL 6および7、Red Hat Enteprise Linux Atomic Host、OpenShift上でのアプリケーション開発に利用できる。
Red Hat Software CollectionsはWeb開発ツール、動的言語、データベースといったオープンソースソフトウェアを含むRHEL向けのパッケージ集。RHELのリリースとは別のサイクルを持ち、より頻繁にリリースすることで、RHELで最新の技術を利用できるようにすることを目的とする。
Red Hat Software Collections 2は、ちょうど1年前にリリースした初のGAであるバージョン1.1に続くメジャーアップデートバージョンとなる。大きな特徴は、プログラミング言語において異なる複数のバージョンを利用できるようになった点。これにより開発者は特定のバージョンを選択して開発作業を標準化できる。たとえばPythonの場合、Python 3.3のサポートと同時にバージョン2.7、と3.4をサポートし、プロジェクトのニーズに合わせて言語を選択できるという。
なお、Red Hat Software Collections 2では上記のPythonを含め、PHP 5.6、Passenger 4.0など新たに10種類以上のソフトウェアが加わった。既存のソフトウェアについても更新されている。
コンテナアプリケーションへの対応も強化した。DockerベースのLinuxコンテナ開発を支援すべく、Perl、PHP、Python、Rubyなどの言語でDockerfileを利用できるようにした。C、C++コンパイラやツールセット、Eclipse IDEを含むRed Hatの開発ツールセット「Red Hat Developer Toolset」の最新版(バージョン3.0)にもアクセスできる。
米Red Hat
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