Tracベースのプロジェクト管理ツール「Apache Bloodhound 0.8」リリース
オープンソースのプロジェクト管理ツール「Apache Bloodhound」開発チームは1月6日、最新版「Apache Bloodhound 0.8」を公開した。WindowsおよびMac OS X、Linuxで動作する。
Apache Bloodhoundはオープンソースのプロジェクト管理プロジェクト「Trac」をベースとしたWebベースのプロジェクト管理ツール。Pythonで実装されており、バグ追跡機能などを使ってソフトウェア開発の経過を管理できる。Wiki、全文検索などの機能があり、複数の製品管理も可能。使いやすいインターフェイス、容易なインストール、Tracのプラグインの統合なども特徴となる。Apache Software Foundation(ASF)は2013年3月にApache Bloodhoundをトップレベルプロジェクト(TLP)に昇格している。
バージョン0.8は、2013年8月に公開された0.7以来の最新版。国際化やQuick Create Ticketフォームの強化などが特徴となる。Quick Create Ticketは現在のページを離れることなくチケットを作成できる機能で、またチケット作成後しばらくの間は最後に作成されたチケットが表示される。また、チケットタイムラインではコメント機能を強化した。
インストーラではMySQLのサポートが加わり、検索機能ではWhooshがバージョン2.5.1に更新された。RoadmapやEditビューなどでのBootstrapテンプレート採用なども行われている。一方、wikiページなどでキャッシュが適切にリフレッシュされない、Productが削除できないなどの問題は未解決のままだという。
Apache Bloodhound
http://bloodhound.apache.org/