「LibreOffice 4.3.4」リリース、バグ修正がメインのメンテナンスリリース
The Document Foundatonは11月14日(ドイツ時間)、オープンソースのオフィススイート最新版「LibreOffice 4.3.4」をリリースした。バグ修正が中心のリリースで、安定性を強化している。
Document Foundationでは、4.3系を最新の機能を含む安定版(「Flesh」)として、4.2系を安定版(「Still」)として開発・リリースしており、今回リリースされたバージョン4.3.4は安定版であるFleshの最新版となる。
今回のリリースは7月に公開された4.3系の最新メンテナンスリリースとなり、60以上のバグが修正されているという。この中には、アウトラインビューでのスライドペインのカット/コピー/ペーストの修正、RTFインポートにおけるテーブル内のパラグラフ間隔処理やテーブルセルの脚注処理の修正、Mac OS XおよびLinuxでのXLS形式でのエクスポートの修正などがある。また、XLSXチャートの背景が白から透明になり、DOCX形式ファイルのインポート機能も修正された。
なお、本バージョンではプレゼンテーション機能「Impress」でスライドショーをiOS/Androidのモバイル端末から操作できるImpress Remote機能が、デフォルトで有効ではなくなっている。Impress Remoteを利用するには、Tools(ツール)のOptions(オプション)項目からLibreOffice Impressを選択し、General(一般)で有効にする必要がある。また、表計算の「Calc」でも、デフォルトの並び替え機能の振る舞いが旧式に戻った。
LibreOffice 4.3.4の対応プラットフォームはWindowsやMac OS X、Linuxなど。プロジェクトのWebサイトよりこれら向けのバイナリやソースコードを入手できる。
LibreOffice
http://www.libreoffice.org/download/libreoffice-fresh/