「LibreOffice 4.2.1」リリース、多くのバグ修正が行われる

 The Document Foundationは2月20日、オープンソースのオフィススイート最新版「LibreOffice 4.2.1」をリリースした。100件以上のバグを修正、安定性の強化が行われている。

 LibreOffice 4.2.1は1月末にリリースされたバージョン4.2系の最初のメンテナンスリリースとなり、100以上の問題を修正するという大規模な強化が図られた。バージョン4.2はソースコードに多くの変更やリファクタリングが行われていたこともあってアーリーアダプタ向けリリースと位置付けられていたが、そのリリースの前後で自動化テストを利用した大規模なQAサイクルを回したという。さらにユーザーからのフィードバックも参考にして、緊急度の高い問題をすぐに修正したとのこと。

 スプレッドシートの性能を一部で改善し、RTFファイルのインポートでのメモリリークの恐れのあるバグやxlsファイルのインポートでのクラッシュにつながるバグといった互換性に関する問題などが多数修正されている。また、開発者向けの新機能として、Windows版でバグ発生時にシンボルサーバーによるバックトレースが可能となった。WinDbgなどのデバッグツールでの利用を想定しているという。

 LibreOffice 4.2.1はWindows、Mac OS X、Linuxに対応、プロジェクトのWebサイトより入手できる。

LibreOffice
https://www.libreoffice.org/

The Document Foundation
http://www.documentfoundation.org/