CUIベースのFTPクライアント「LFTP 4.5」リリース、性能強化などが行われる

 FTP/HTTPクライアント「LFTP」の開発者は5月23日、最新版となる「LFTP 4.5」をリリースした。プロジェクトのWebサイトや各ミラーサイトより入手できる。

 LFTPはコマンドラインベースのファイル転送ツールで、FTPなHTTPといったプロトコルでのファイル転送機能を提供する。信頼性や使い勝手の良さが特徴で、FTP、HTTP、FISH、SFTP、HTTPS、FTPS、BitTorrentなど、さまざまなネットワークプロトコル、一部IPv6をサポートする。GNU Readlineライブラリを利用した入力が可能で、ブックマーク、ビルドインのミラーコマンド、一時停止、ジョブコントロールといった機能を持ち、複数のファイルを同時に転送できる。ライセンスはGPL。

 バージョン4.5は、データ構造とアルゴリズムを改善し、10Gbpsでの転送向けにCPU利用を最適化した。LFTP_PASSWORD環境からパスワードを取得するオプション–env-passwordやexit parentサブコマンドも加わった。設定では、転送ログの容量の上限を設定するxfer:max-log-size、それにhttp:accept-encoding、http:decodeが加わっている。

 このほか、セッションステータスで直近の接続が切断された理由を表示するメッセージが加わるなど、細かな機能強化が加わっている。

LFTP
http://lftp.yar.ru/