バグ修正が中心のリリースとなる「Git 1.9.3」が公開される

 分散バージョン管理システムGitの開発チームは5月9日、最新版となる「Git 1.9.3」を公開した。バグ修正が中心のリリースとなる。ソースコードのほか、Mac OS XやWindows向けのバイナリがプロジェクトのWebサイトで公開されている。

 Gitはオープンソースで開発されている分散型バージョン管理システム。さまざまな規模のプロジェクトを対象とし、高速かつ効果的にソースコードを管理できる。

 Git 1.9.3は2月に公開されたバージョン1.9系の最新版となり、4月に公開されたバージョン1.9.2に続くメンテナンスリリースとなる。バージョン管理システム「Perforce」からのリポジトリ移行などの機能を提供する「git p4」コマンドに含まれていた、バイナリファイルにおける変更が適切に行われないバグを修正したほか、シェルプロンプトスクリプト内の不具合やPOSIX シェル内での「git rebase」処理が正しく行われない問題などが修正されている。

 Git開発チームは現在次期メジャーリリースとなるGit 2.0に向けた開発を進めており、4月に初のリリース候補(RC)版がリリースされている。

Git
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