WebブラウザからMySQL管理ができる「phpMyAdmin 4.2」がリリース

 MySQLサーバー管理ツール「phpMyAdmin」の開発チームは5月8日、最新版「phpMyAdmin 4.2.0」をリリースした。プロジェクトのWebサイトより入手できる。

 phpMyAdminはWebブラウザを使ってMySQLを管理できるツール。PHPで実装されており、MySQLだけでなくMySQLと互換性を持つMariaDBやDrizzleといったデータベースの管理にも対応する。データベースやテーブル、カラム、インデックスの作成および複製、削除、名称や定義の変更、サーバー設定、バッチクエリやSQLステートメントの実行、編集、ブックマーク、ストアドプロシージャやクエリからの複数の結果表示、MySQLユーザー、特権の管理など、さまざまな管理機能を持つ。CSVやSQLからのデータインポートも可能で、InnoDBテーブルやmysqliもサポートする。ライセンスはPGL。PHP 5.3以上動作し、MySQLおよびMariaDBのバージョン5.5以上をサポートする。

 phpMyAdmin 4.2は2013年12月に公開されたバージョン4.1に続く最新版。QBE(Query By Example)を利用したクエリについて、生成に加えて保存と読み込み機能が加わった。ナビゲーションタブの安定性を強化したほか、よく利用するテーブルに迅速にアクセスできるお気に入り機能を導入した。

 このほか、複数の行を一度に挿入する際に容易に関数を追加できるように改善した。クイックフィルターも強化し、行も表示されるようになった。非推奨とされていた「mysql」PHP拡張サポートの廃止も行われている。

phpMyAdmin
http://www.phpmyadmin.net/