独Crytek、ゲーム開発に向けたグラフィック解析ツール「Renderdoc」をオープンソース化

 独Crytekは5月7日(ドイツ時間)、同社がゲーム開発用に作成したグラフィックス解析ツール「Renderdoc」をオープンソースソフトウェアとして公開したと発表した。2月に無償化されていたツールで、コードを開示することで開発の速度を加速するとしている。

 RenderdocはDirect3D 11.0および11.1を使った任意のWindowsアプリケーションのフレームキャプチャと再生を可能にするツールで、スタンドアロンで動作する。同社のゲームエンジン「CRYENGINE」を用いたゲームタイトルの開発で利用されており、APIの利用状況に関する詳細な情報取得やグラフィックスの解析などを行うツールも提供するという。

 Crytekは2月にRenderdocの無料提供を開始しており、今回コードをオープンソースとして公開する。ライセンスはMIT License。現在Direct3D 11のみをサポートするが、OpenGL対応も予定しているという。

 Crytekは3月、CRYENGINEをWeb経由のサービスとして提供するプログラムも発表している。

Renderdoc
http://cryengine.com/renderdoc