OpenFeintの後継となるモバイルゲーム開発者向けバックエンドサービス「OpenKit」が一般公開

 ベンチャーの米OpenKitは9月26日(米国時間)、オープンソースのゲーム向けバックエンドサービス「OpenKit」を一般公開したことを発表した。これを利用することで、ゲームにクロスプラットフォーム対応のソーシャル機能を容易に追加できるという。

 OpenKitはGREEに買収されたOpenFeint(モバイルゲーム向けソーシャルプラットフォーム)の共同創業者Peter Relan氏らが、買収後に閉鎖されたOpenFeintに代わるものとして開発した。2012年12月にプライベートベータ版が発表され、2013年3月にはバージョン1.0となったが、これまで一部ユーザーのみに限定して提供してきた。同社によると、すでにBongfish、Oyatsukai Games、Battery Acid Gamesなど多数のゲーム開発者が利用しているという。

 OpenKitはiOSとAndroidに対応したクラウドサービスで、ゲームエンジンUnityをサポートした。Game Center、Facebook、Google+などのIDをサポート、ユーザーは実際の友達とプレイできる。友達が自分のスコアを上回る成績を出したなどのことをプッシュ通知する「Social Challenges」、デバイスやユーザーネットワークに関係なく友達の招待や共有を容易にする「Smart Invites」、ゴーストデータを利用してシングルプレイヤーゲームを非同期のマルチプレイヤーゲームとして楽しめる「Ghosting」、プレイヤーの達成を示す「Achievements」などの機能を揃える。

 OpenKitはフリーミアムモデルを採る。月間アクティブユーザー(MAU)が15万人に達すると有料(15万~30万人は100ドル、30万~60万人は500ドルなど)となる。

 OpenKit Server、OpenKit iOS SDK/Android SDK、OpenKit Unity PluginなどはGitHubで公開している。

OpenKit
http://openkit.io/