Erlang/OTP R16Bに対応した「Apache CouchDB 1.4」がリリース

 Apache CouchDB開発チームは9月3日、ドキュメント指向データベース「Apache CouchDB 」の最新版「Apache CouchDB 1.4.0」を公開した。

 CouchDBはErlangで実装されたドキュメント指向データベース。JSONドキュメント形式でデータを保存し、HTTPでアクセスしてドキュメントの取得や操作を行える。フォールトトラレントのストレージエンジン、リアルタイムでの変更通知、インクリメンタルレプリケーションなどの機能も備える。

 CouchDB 1.4は4月に公開された1.3に続く最新版。2月に公開されたErlangの最新版であるErlang/OTP R16Bをサポートした。いっぽう、Erlangの最小要件はR14Bとなっている。また、_all_docsビューに対しlist関数を適用できるようになったほか、ユーザードキュメントのプロパティに設定可能なホワイトリストが追加されている。プラグインの自動読み込みも可能となったほか、EventSource変更フィードでLast-Event-IDヘッダをサポートするなど、細かな機能強化も加わった。ドキュメントも増強されている。

 Apache CouchDB 1.4はプロジェクトのWebサイトより入手できる。Mac OS XおよびWindows向けのパッケージも公開している。

Apache CouchDB
http://couchdb.apache.org/