「MySQL 5.6.13」がリリース
米Oracleが支援するMySQLプロジェクトは7月31日、「MySQL 5.6.13」をリリースした。MySQLのプロジェクトページよりダウンロードできる。
2月に正式版がリリースされた5.6系の最新版となる。アップデート内容の中でも特に大きな点としては、レプリケーションの際の型変換に関する挙動の変更がある。デフォルトでは、マスター側ではバイト長が小さい型のカラムに格納されていたデータを、スレーブ側ではよりバイト長が長い型のカラムに格納する際、その値は符号付きとして扱われていたが、本バージョンではこの挙動を変更するための「ALL_SIGNED」および「ALL_UNSIGNED」という設定値が追加された。サーバーのslave_type_conversions変数でこのどちらかの値を指定することで、挙動を設定できるという。
また、従来はコマンドラインオプションで「–」で始まる長いオプションのいくつかでは、短い短縮形での指定が可能だった。たとえば「–compress」オプションは「–compr」としても指定できたが、本バージョンからはこういった場合にでは警告が表示されるようになった。さらに次期版のMySQL 5.7ではこのようなオプション指定はサポート対象外となる予定という。
バグも多数修正された。中でもInnoDBは、複数のデータファイルをもつテーブルスペースを開く際に障害が発生するバグをはじめ、多数のバグ修正を通じて性能を改善したという。
MySQL
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米Oracle
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