.NETベースのドキュメント指向DB「RavenDB 2.0」がリリース
オープンソースのドキュメント指向データベース「RavenDB」開発チームは1月7日、最新版となる「RavenDB 2.0」をリリースした。性能の強化や機能の改善などが行われている。
RavenDBはC#で実装されたドキュメント指向データベース。スキーマフリー、トランザクションのサポート、軽量かつスケーラブルといった特徴を持つ。C#で一般的なクエリ方式「LINQ」もサポートし、.NETアプリケーションから容易に利用できるのが特徴。米Hibernating Rhinosがオープンソースで開発しており、ライセンスはAGPv3。また、非オープンソースなアプリケーションで利用できる有料の商用ライセンスも米Hibernating Rhinosから提供されている。
メジャーアップグレードとなる2.0では多数のバグ修正が行われているほか、大量のドキュメントをデータベースに挿入するためのBulk Insert APIが導入されている。Map/Reduceの最適化、CSVファイルのインポート/エクスポート対応、クロスマシンのバックアップJavaScriptを使ったパッチリクエスト、JSONオブジェクトのキャッシュなど多数の機能も加わっている。また、低帯域モードが加わり、複数のデータベースを同時に開くなどの機能も盛り込まれた。
Silverlightで実装されたRavenDBサーバーのデータ管理を行うクライアント「RavenDB Management Studio」でも、バンドル管理などの機能が強化されている。
RavenDBはプロジェクトのWebサイトより入手できる。.NET向けのパッケージマネージャ「NuGet」でもインストールが可能。
RavebDB
http://ravendb.net/
米Hibernating Rhinos
http://www.hibernatingrhinos.com/