Key-Valueストア「Redis」、Windows向けリリースがMSのオープンソース子会社から公開される

 米Microsoftのオープンソース専門子会社Microsoft Open Technologiesは4月26日、「Redis on Windows」 を公開した。同社からリリースされる初のソフトウェアで、インメモリ指向のKey-Valueストア「Redis」のWindows向けバージョンとなる。

 RedisはCで実装されたKey-Valueストア。オープンソースで開発されており、プロジェクトは米VMwareの支援を受けている。

 RedisはANSI Cで実装されているが、対象アーキテクチャはLinuxや各種BSDといったPOSIX互換システムとなっている。Redis on WindowsはこれをWindows上で動かすためのプロジェクトとなる。今回のリリースはRedis 2.4.11を土台とし、ディスク上にデータを保存する機構としてCopy-On-Writeを実装した。Linux版のFork/Copy On Writeに代わるもので、Linux版と同じ振る舞いのスナップショット機能を利用できるという。

 Redis on Windowsは32ビットのみに対応、Githubよりダウンロードできる。Microsoftの開発チームによると、Redis on Windowsはまだプレリリース段階であり運用環境での利用には適さないが、コードはしっかりしたレベルにあると説明している。

米Microsoft
http://www.microsoft.com/

Githubのプロジェクトページ
https://github.com/MSOpenTech/Redis