64ビットに対応、Mac OS X用のフリーなIMクライアント「Adium 1.5」リリース

 Mac OS X向けのインスタントメッセージング(IM)クライアント「Adium」開発チームは3月15日、最新版「Adium 1.5」を公開した。1年半の開発期間を費やしてのリリースとなり、64ビットサポート、UIの改善など多数の強化が加わった。

 Adiumはオープンソースのインスタントメッセージングクライアント。同じくオープンソースのIMクライアントであるPidginなどでも利用されているIMライブラリ「libpurple」を利用しており、Google TalkやTwitter、Facebook、Skype、Jabber、AIM、MSN、Yahoo!などのチャット/メッセージングサービスを利用できる。Mac OS XのネイティブGUIに対応しており、ライセンスはGPL 2。

 Adium 1.5ではlibpurpleのバージョンが2.10.0にアップデートされたほか、ユーザーインターフェイスの改良が行われているのが特徴。また、64ビット環境にも対応している。いっぽう、サポートOSはMac OS X 10.6.8以降となり、またPowerPC搭載Macは動作対象外となった。

 通知機能関連では、通知サービスを提供するGrowlが有料化されたため、AdiumではGrowlがインストールされていなくても通知を受け取ることができる「Mist」を統合しているという。Growlサポート自体は継続されているため、Growlユーザーは従来通りGrowlを通じた通知が利用できる。

 AdiumはプロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。

Adium
http://adium.im/