Webブラウザしか実行できないWebブラウザOS「Webconverger 10.2」リリース
Webconverger開発チームは12月20日、最新版「Webconverger 10.2」を公開した。WebconvergerはWebブラウザのみを実行できる「WebブラウザOS」で、Debian GNU/LinuxおよびFirefoxをベースに開発されている。
WebconvergerはWebブラウザだけが稼働するOS環境。CD-ROMやUSBメモリから起動でき、標準的なx86ハードウェアで動作する。オープンソースで開発されているが、Adobe Flash Playerなどのプロプライエタリ技術を含む。実装や保守のためのコストを安く抑えられ、図書館など公衆向けの情報端末としての利用に適しているという。
Webconverger 10.2ではFlash Playerプラグインをアップデートし、Firefoxはバージョン8にアップデートされた。Webconvergerを使うのに不要と思われるパッケージの削除なども行われている。
WebconvergerのサポートはWebconverger.comより提供されている。Webconverger.comは、ホームページやWebブラウザの外見などをカスタマイズする有料サービスも提供している。
Webconverger
http://webconverger.org/