LibreOffice 3.4.4リリース、バグ修正中心、対応言語は105に

 The Document Foundationは11月9日、オープンソースのオフィススイート最新版「LibreOffice 3.4.4」を公開した。バグ修正が中心のリリースで、WindowsおよびMac OS、Linux版をダウンロードできる。

 6月にリリースされた3.4系4度目のリリースとなり、コアライブラリ、スプレッドシートの「Calc」、プレゼンの「Impress」、ワープロの「Writer」などで報告されていたバグが修正されている。Calcでの行列計算におけるバグ修正や範囲名ルックアップの高速化が行われているほか、Writerで脚注付きの文書を閉じる際や不適切なページ範囲を処理する際にクラッシュする問題が修正された。また、Impressでテクスチャをドロップした際にクラッシュしたり、スライドショー時にハングアップする現象も修正されている。

 そのほか、本リリースよりスコットランドゲール語に対応し、対応言語は合計105となった。

 なお、3.4.4のリリース版はRC1とまったく同じであり、RC1をインストールしているユーザーは新たにインストールの必要はないという。また、Linux版のユーザーは、GCJ(GNU Compiler for Java)と組み合わせて使用する際に問題が発生するため、OpenJDKを利用することを助言している。

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