米Google、アップデート/インストール機能をソフトウェアに実装するためのツール「Omaha」最新版をリリース

 米Googleは9月14日、Windows向けのソフトウェアインストーラ/自動アップデータ「Omaha 3」を公開した。GoogleがWindows向けソフトウェアのインストーラとして利用しているもので、開発者はこれを利用してソフトウェアのインストーラを作成したり、自動アップデート機能を実装できる。

 OmahaはGoogle ChromeやGoogle EarthといったGoogle製ソフトウェアで利用されているもので、「Google製品だけをサポートする理由はない」とのことから2007年にオープンソースで公開された。Google製品中では「Google Update」との名称で呼ばれており、バックグラウンドでソフトウェア/アップデートのダウンロードやインストールが行える。ライセンスはApache License 2.0。

 Omaha 3では、APIが一新され、COM経由でエクスポーズできるステートモデルを利用するようになった。これにより、アップデートプロセスをより細かに調整したり、詳細なフィードバックを得られるという。

 また、マシン単位かユーザー単位でインストールするのかをインストーラーに通知する機能が加わった。単一のインストーラーで両方のモードを利用できるようになるという。ログ生成機能も強化され、デバッグ作業を改善できる。

米Google
http://www.google.com/

Google Codeのプロジェクトページ
http://code.google.com/p/omaha/