RHEL 5.7リリースから約2ヶ月、RHEL互換Linuxディストリビューション「CentOS 5.7」が登場

 CentOS開発チームは9月14日、「Red Hat Linux Enterprise 5.7(RHEL 5.7)」互換のLinuxディストリビューション「CentOS 5.7」を公開した。対応アーキテクチャはi386およびx86_64。

 CentOSは公開されているRHELのソースコードから、ロゴや商標、商用パッケージなど再配布の際に問題となるコンポーネントを取り除いたもの。RHELとは完全なバイナリ互換性を持ち、エンドユーザーは容易にインストールなどの作業ができるという。

 CentOS 5.7は、RHEL 5.7が7月21日に公開されて以来、約2ヶ月でのリリースとなった。openscap、openldap24-libs、libcxgb4、sssd-toolsなどのパッケージが新たに追加されている。

 CentOS 5.5は公式Webサイトおよび世界各国のミラーサイトより入手できる。また、CentOS 5系のユーザーは「yum update」コマンドで最新版にアップデートできる。

 RHEL互換のディストリビューションはほかに「Scientific Linux」や「Oracle Linux」などがあり、Scientific LinuxはCentOSと同じ9月14日に、Oracle Linuxは8月1日にバージョン5.7をリリースしている。

CentOS.org
http://www.centos.org/