RAW現像ソフト「RawTherapee 3.0」、オープンソース化して初のリリース
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RawTherapee開発チームは7月27日、オープンソースのRAW現像ソフトウェアの最新版「RawTherapee 3.0」を公開した。Windows、Mac OS X、Linux(Gentoo、Ubuntuなど)に対応、プロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。
RawTherapee開発チームは2009年9月にバージョン2.4.1をリリース後、2010年1月にオープンソースとする計画を発表していた。3.0は、オープンソースとしてリリースする初のメジャーバージョンとなる。ライセンスはGPL v3。
最新版では、ユーザーインターフェースのテーマを一新し、使い勝手やルック&フィールを改善した。ショートカットが増え、サムネイルも品質と表示までの速度を改善した。HSV(色相、彩度、明度)操作ツールが新しくなり、デモザイキングの前と後で色収差を自動あるいは手動で解除するツールも加わった。このほか、すべてのツールでスピードと品質を改善したという。
これ以外にも、デュアルモニター用のインターフェースレイアウト導入など、多数の細かな機能が加わっている。
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RawTherapee
http://rawtherapee.com/