分散バージョン管理システム「Monotone」、初の正式版リリース
オープンソースの分散バージョン管理システム「Monotone」の開発チームは3月26日、初の正式版となる「Monotone 1.0」をリリースした。プロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。
Monotoneはフリーの分散バージョン管理システム。単一のファイルによるシンプルなリポジトリを提供、リポジトリデータはSQLiteで管理する。国際化の対応、ファイルのリビジョン管理とユーザー認証での暗号利用などの特徴を持つ。WindowsおよびMac OS X、Linuxなどで利用できる。
Monotone 1.0では多数のバグが修正され、安定性が強化された。新機能として、特定のデータベースに既知のワークスペースすべてを出力するコマンドが加わっている。
なお、Monotone 1.0ではデータベーススキームが変更されている。旧バージョンを利用していたユーザーがアップデートを行う場合、ローカルおよびリモートのすべてのデータベースで「mtn db migrate」コマンドを実行してデータベースをアップデートする必要がある。
Monotoneプロジェクトページ
http://www.monotone.ca/